バイトしてない3人組+してる1のプチ冒険

とりあえず10時集合でアキバへ。なぜアキバに行ったのか、いまいち俺らにもわからないけれど、なんとなくアキバへ行った。なんとなくアキバに行くようじゃ終わりだなと思う。つまりおぐはもう駄目だ。そんなことはどうでもよくてアキバで昼飯。何処で食ったのかは内緒だが、俺は今メイリッシュの150円ライターでタバコに火をつけている。100円じゃないのがポイントだ。それとくどい様だが、何処で食ったのかは内緒だ。
ついでにLAOX情報処理技術者試験の願書をもらってきた。LAOXはいっぱいあって何処のLAOXに行けば良いのかうろうろしてしまった。ネットでも受付できるけど、一応案内が見たかったのだ。あと東京電機大見えたよ。普通のビルだった。みんなで笑っておいてあげた。一人だけ都会のキャンパスに行っている罰である。
そしていざ行かん桃源郷。ヒキーでないと自称するならば、汝。自らの身をもって一般人と証明せよ、とばかりに今度は三段論法もぶっ飛ぶ湘南・由比ヶ浜だぜ!由比ヶ浜が湘南なのかどうか未だに判ってないけどな!
ザワ車に揺られること2時間ほど。後部座席で眠る青い人とシコは仲良く肩を寄せ合っていた。それを暖かな母の死線(誤字ではない)で見つめる俺とザワ。俺らだって寝たかった。まぁそんな殺意をちょっぴり抱きつつ、なんだかんだで鎌倉まで到着。「おかしいな、由比ヶ浜って鎌倉なのか?湘南ってどこだ?由比ヶ浜ってどこだ?―――まぁいいか。」的思考で俺らは無事2時半には海に着いたのであった。我々の学習能力を侮ってもらっては困る。何しろ自分達が一番侮っているからだ。というより、行き当たりばったり。その時勝負。出たとこ任せ。ニュアンス。適当。と言った言葉が大好きなだけなんだけど。刹那的に生きる若者で全然結構だ。
由比ヶ浜鶴岡八幡宮のすぐ近くにあった。ヒキーもどきの人間には知りえない事実。早速海へ行き、今回はおとなしく海の家にいった。お席代は1500円。「ち、千葉では600円だった……湘南はヒキコモリに厳しいのか!?」等のもう駄目だ的思考が頭を駆け巡るものの大人しく1500円払った。しかしそんなことで負けるAHOではない。九十九里とは違い、湘南は暑かった。34℃。まさになつぃ。そそくさと着替え、さぁ海へいこう、駆け出すんだ、もうこんな場所からはおさらばさーとばかりに走りだそうとした矢先、彼は言った。
しこ「水着、持ってきてない」
なぜこうもズレているのだろうか。海に行くと言ったのに。日記で九十九里編がんばって書いたのに。シコは海を眺めるだけだと思っていたらしい。謎だ。かなりミステリーだ。謎ではあるが、もともと謎の人だから致し方ない。それにこの程度で立ち止まるAHOではない。前回のザワよろしく水着を現地調達。そして4人で海へダイヴした。
海に入ってキャッキャ。(藻が!)波が来たらキャッキャ。(目が!)砂浜でしこさん埋めてキャッキャ。(ホントにやった。写真がないのが残念だ)そして、海からあがって体を焼く。あぁ素敵だ。夏過ぎる。まさに一般人だ。誰も俺らをヒキーだなんて目では見ないぜ!ひとり、異様に白い、あなた漂白剤で体洗ってるんですか?な人がいても全然気にならないぜ!こうして、4人は晴れて、一般人の仲間入りを果たした。
帰り道。当然の如くクロハ→プリキュアKOTOKO攻勢。早くもオタの仲間入りを果たす。眠るキムシコ。死線(誤字ではない)を送る俺ザワ。夕飯のデニーズの帰りに、後部座席(しこの席)を俺がジャックして、しこが補助席に。カーナビにフォローされるナビというポジションを確保したしこは輝いていた。まぁそんなこともありつつ何度か事故りそうになりつつ帰ってきましたとさ。やはり、海は良い。惜しむらくは2回も海に行くなら少し鍛えておくべきだったが、まぁ、総じて良い日だった。
ザワ、また冬に会おう。今度はスキーか、温泉か。