PCI-Express

UWBとPCI-Expressによって新しいタイプのPCが可能になる。デスクサイド・トップ型、ノート型といった単純な種類から、最近はタブレット型やリモコンに適化したWindowsのエンターテイメントPCなど種類が増えてきている。日本のメーカはデスクサイドに機能を付加していくことでエンタメPCを作り続けてきたが（例えばTVや音楽、ビデオ編集機能）、無線技術の発達と高速双方向通信が可能なPCI-Expressによって筐体自体にも手を加えることができる。PC/AT互換機という檻から抜け出せるチャンスであり、VAIOなんかはこれからおもしろくなってくるんじゃないかと思うんだが……SONYなんかはあまり乗り気じゃないみたい。次世代のリビングがどういう方向に向かっていくかは置いておいて、PCベースの技術というのは圧倒的にソフトウェアが進んでいる。iPodのようなPCベースのデジタル機器は増えていくだろうし、どんどんPCを中心に便利になっていくことは間違いはないけれど……。PCの悪いところは、（一応）何でもできるけれど、何かしようとする度にお金がかかる点だ。日本のデジタル家電がPCのソフトウェアを利用し吸収しつつ、コンシューマが必要とするものだけを的確に選んでリビングに進出していけばそれは受け入れられるはず。でも光ファイバ網が広がれば、キーボードの役割も半減するんだけれど……。